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進め!オンコロジーユニット(10月14日更新)

製薬会社の営業、のことを
一般にはMR(医薬情報担当者)というんだけど
ひとくちにMRと言っても実は中で
様々な分かれ方をしてることがあって、
例えばうちの会社には
①がん専門MR ②腎専門MR ③ゼネラルMRという区分があるんですよ。

①は文字通りがん領域の製薬を専門に扱うMR
②は文字通り腎領域(透析とか)の製薬を専門に扱うMR
そして③は特に専門領域を持たない代わりに
どの領域の薬も扱うMRのことで、一般にMRというと
このゼネラルMRのことを指すわけです。

でだ!

ぼく含め新人というのは
普通に考えたらゼネラルMRから始めるもんなんですよ。
全領域の薬を一通りまずは扱って経験を積んだ後、
人によっては専門領域に進む、という具合に。

だから働き始める前までは
「まずはゼネラルMRで経験値を上げないとなぁ」
と友人と一緒に思ってたんです。
ところがその区分がいざ発表されてみると
ぼくの区分は

『がん専門MR』

あれ?ぼくの予定ってもんが…
って感じなんですよ。実際(汗)

なんでこんなことになるかというと、
今の製薬企業というのは
どこもがん領域には力を入れてるのが現状であって
そんなわけでうちの会社も
「オンコロジーユニット(オンコロジーとは腫瘍学のこと)」
なーんてものまで立ち上げてがん専門MRを増やしてるんですよ。
そんなわけで今年の新人もその4分の1は
最初からがん専門MRを担当することに。

だから色々大変なんです。

例えば、がん領域を専門に扱うので詳しく勉強はしないといけないし、
代わりに他の領域の薬はよく分かんない、という偏った知識。
個人的にはそう偏った状態って好きじゃないんだけどな…。

ただこういう悩みならまだいい方。
だってMRとして勉強するのは宿命だし、
がん領域というのはそれだけ
課せられるミッションというのも大きいのですから
取り組みがいがある、ていうもんです。

しかし、問題なのはもうひとつの悩み。それが
組織の組み立てられ方。

会社というのは本社→支社→営業所というように
小さな・地域的な組織に分化してくもんなんですが、
今までの構成だったら
①がん専門MRも②じん専門MRも③ゼネラルMRも
それぞれ営業所の下で働いてたわけです。

ところが今度からがん専門MRだけ強化するということで、
がん専門MRは

「営業所で働くけど、その管轄は支店にある」

ということになったんですよ。
これはどういうことかというと、
営業所に出かけて仕事はするけれど
籍はその上の組織である支店に置かれていて
支店から営業所に派遣されてる形になるんです。

もっとわかりやすく言い換えるならば

『踊る大捜査線』で、
湾岸署に本庁の人達がやってきて捜査本部を置いて
「これはうちが扱うヤマだから君達は聞き込みだけやってて」、と
勝手に捜査を進めちゃう感覚

迷惑な話です(笑)
営業所にいるのに、がん専門MRに関しては
営業成績の管理も営業所にはなく
支店にあるとなれば、営業所側としても
扱いに困りますよね。

そんなわけで、一部では、がん専門MRは
迷惑がられるというか、どうやらやっかいな存在みたいです。
ただ、上では『踊る~』の例を挙げたけど、
実際には肩身の狭いのはがん専門MRの方。
身分上は何一つ変わらないのに
そんな風に思われたらこっちこそ迷惑な話です。

しかも他のMRにしてみれば
今まで扱ってたがん領域の薬は取り上げられて
がん専門MRの専売領域になるんだから
おもしろく思わない人もいるとかいないとか。
(ま、別にどう思われてもぼくのせいではなく
会社のせいだから気にはしないんですけどね)

とりあえずよくも悪くも「がん専門MR」というのは
目立ってしまう存在のようです。

こういう組織改正の評価が結果として現れるのは
しばらく先の話。
さてさて果たして吉と出るのか凶と出るのか。。。

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